[Web Tool] BREATH — 寝息を作って WAV に書き出す(吸う・吐く・ステレオ・ばらつき・ループ)

[Web Tool] BREATH — 寝息を作って WAV に書き出す(吸う・吐く・ステレオ・ばらつき・ループ)

概要

BREATH は、寝息の音を、ブラウザで作るアプリです。鳴らして調整して、気に入った音を WAV に書き出せます。ゲームやアプリで、ループ再生して使えます。

  • 吸う息と吐く息を、別々に調整: 音の大きさ・高さ・山の形を、それぞれ決められます
  • 呼吸ごとのばらつき: 長さと深さが、呼吸ごとに少しずつ違う、自然な寝息になります
  • ステレオの広がり: 左右で、別のノイズを鳴らします(ヘッドホン向け)
  • A/B 比較: 鳴らしたまま、2 つの設定を切り替えて聴き比べられます
  • プリセット 10 個: 名前を付けて、保存できます
  • 自分の音声も使える: 録音した寝息などを、追加してループ再生できます
  • ループできる WAV: 始点も終点も無音なので、つなげると、つなぎ目が出ません
  • 無料: 登録も、ダウンロードも要りません。音の処理は、ブラウザの中だけです

開く

スタートメニューから起動

トップページのスタートメニューからも起動できます。

BREATH — スタートメニューから起動

スクリーンショット

画面全体

BREATH — 画面全体

吸う息と吐く息の形を変える

BREATH — 山の偏りを変えた波形

動画

鳴らしながら、つまみを動かす

BREATH — 鳴らしながら、つまみを動かす

使い方

1. 鳴らす

左上の「▶ 再生」を押します(ブラウザは、押すまで音を出せません)。もう一度押すと、止まります。中央の円が胸の上下、下の波形が、音の大きさです。薄い線が胸の動き、濃い線が音です。

2. つまみで調整する

右の列に、つまみが並びます。「基本/吸う息/吐く息/質感/ばらつき」の見出しごとです。動かすと、鳴らしたまま、音が変わります。

見出しつまみ内容
基本音量全体の大きさ
基本呼吸の長さ1 回の呼吸の秒数(2.5〜8)
基本吸う息の長さの割合0.5 で、吸う・吐くが同じ長さ。小さいと、吸う息が短くなる
基本ステレオの広がり0 で左右が同じ。大きいほど、左右が別の音になる
基本胸とのずれ胸の動きと、音のタイミングのずれ
吸う息音の大きさ吸う息の大きさ
吸う息音の高さ吸う息の、中心の高さ(Hz)
吸う息高さの動き息の始めと終わりで、高さを動かす(オクターブ)。+ は、だんだん高く
吸う息山の偏り+ で、山が早く来る
吐く息音の大きさ吐く息の大きさ
吐く息音の高さ吐く息の、中心の高さ(Hz)
吐く息高さの動き吸う息と同じ
吐く息山の偏り+ で、山が早く来て、尾を引く
質感音の鋭さ大きいほど、狭い帯域の音になる(笛のような響き)
質感こもり(高域カット)小さいほど、こもった音
質感山の形大きいほど、山がとがる
質感間(無音)大きいほど、息と息の間の無音が長い
質感ゆらぎ音量が、ゆっくり揺れる
ばらつき長さのばらつき呼吸ごとの、長さの違い
ばらつき深さのばらつき呼吸ごとの、大きさの違い
ばらつきばらつきの種(番号)同じ番号なら、同じばらつきになる。別の番号で、別のばらつき

調整のコツです。

  • 本物らしくするなら、まず長さのばらつきと深さのばらつきを、少し上げます
  • 吐く息の山の偏りを + にすると、吐き終わりが、ゆっくり消える感じになります
  • ステレオの広がりは、ヘッドホンで聴いてください。スピーカーでは、耳を近づけないと分かりません
  • 大きな音で聴くと、本物の寝息でも、波の音のように聞こえます。小さい音のほうが、実際の聞こえ方に近いです

3. A/B 比較

「A」「B」のボタンで、2 つの設定を切り替えます。鳴らしたままで、構いません。

  • 切り替える前の編集は、元の側に残ります
  • まだ使っていない側は、いまの設定から始まります
  • 「B を A にコピー」(A を選んでいるときは「A を B に」)で、いまの設定を、反対側へ複写します
  • 3 秒ごとに保存されるので、ページを開き直しても残ります

4. 音源

音源内容
合成(呼吸に合わせる)このアプリで作る、寝息の音(既定)
自分の音声「音声ファイルを追加…」で入れたファイル
  • 自分の音声は、このブラウザの中だけに保存されます(15 MB、20 個まで)
  • 自分の音声は、ループ再生します。音量だけが効いて、合成のつまみは効きません

5. プリセット

「プリセット: 読込」を押すと、「保存」に切り替わります。保存モードで番号を押すと、いまの設定が、その番号に入ります(押すと上書き)。名前欄に入力してから押すと、名前が付きます。読込モードで番号を押すと、その設定が呼び出されます。

番号にマウスを載せると、下に名前が出ます。「RESET」は、既定の設定に戻します。

WAV に書き出す

左下の「EXPORT WAV」で、書き出します。

項目内容
呼吸の回数書き出す呼吸の回数(1〜200)
サンプルレート44100 Hz など
音量をそろえる最大を −1 dB に合わせる(既定はオン)
  1. 「▶ WAV を作る」を押します
  2. 長さとファイルの大きさが出ます。「⬇ DOWNLOAD WAV」で、保存します
  • 左右が同じ(ステレオの広がり 0)なら、モノラルで出ます(ファイルは半分)
  • 「音量をそろえる」をオンにすると、再生中の音より、かなり大きくなります。小さいままでよければ、チェックを外してください
  • 呼吸のばらつきがあると、呼吸ごとに長さが違うので、全体の長さは、その合計になります

ゲームやアプリで、ループして使う

書き出した WAV は、始点も終点も無音(先頭と末尾のサンプルが 0)なので、つなげると、つなぎ目が出ません。ゲームエンジンの「ループ再生」を、オンにして使います。

  • 呼吸のばらつきがあっても、全体は、呼吸の整数回ぶんです。ループできます
  • 長く鳴らすなら、呼吸の回数を多めにすると、ループの繰り返しが目立ちにくくなります(例: 20 回で、約 84 秒)
  • ループ点のメタデータ(smpl チャンク)は付いていません。エンジンが必要とするなら、波形エディタで入れてください

動かないとき

  • 音が鳴らない: 「▶ 再生」を押したあとに、鳴る仕組みです。ブラウザと端末の音量を確認してください
  • WAV が大きすぎる: 「音量をそろえる」を、オフにします。それでも大きければ、音量のつまみを下げます
  • つまみが見えない・文字が小さい: 右の列は、縦にスクロールします。ブラウザの拡大率を確認してください
  • 設定が消えた: 設定は、このブラウザの中に保存されます。別のブラウザや、データを消したあとは、戻りません。気に入った設定は、WAV に書き出しておくと安心です
  • 自分の音声が追加できない: 15 MB まで、20 個までです。圧縮した形式(mp3 など)なら、小さくなります

よくある質問

Q. 通信しますか。 しません。音の合成も、WAV の書き出しも、ブラウザの中だけです。

Q. 本物の寝息と、同じ音になりますか。 同じにはなりません。人間の寝息の再現は、難しいです。つまみで、近づけていく道具です。

Q. どのブラウザで動きますか。 PC の Chrome で確認しています。ほかのブラウザは、まだ確認していません。

関連

実装は、技術記事にまとめています。

▼ [Astro] #205 寝息を合成して WAV に書き出す(Web Audio・呼吸ごとのばらつき・ループ対応)